クリック単価(CPC)とは
クリック単価はリスティング広告にて1クリックにかかる費用のことです。
ちなみに、CPCはCost Per Clickの略です。
クリック単価の計算法
クリック単価の計算方法はシンプルで
クリック単価=リスティング広告費÷クリック数
で求めることができます。
クリック単価の魅力的なところは「良い広告を作り出せば単価を下げることができる」というところです。
設定を変えただけで単価が100円下がることはよくあります。
今まで1クリック200円で1000回クリックされていたら、単価が100円になることで10万円も節約することができるのです。
クリック単価の決まり方
クリック単価はどのようにして決まるのでしょうか?
それは、自分の広告の品質(品質スコア)と競合の広告によって決まります。
■計算式
(自社の広告の1つ下の広告の広告ランク÷自社の品質スコア)+1
具体例を見てみましょう
順位 | 上限クリック単価 | 品質スコア | 広告ランク |
1位(A社) | 500 | 8 | 4000 |
2位(B社) | 600 | 5 | 3000 |
3位(C社) | 700 | 3 | 2100 |
広告ランクは大体、上限クリック単価×品質スコアで決まります。
品質スコアは「検索するユーザーにとって適切な広告かどうかを評価する」ものです。
上の計算式に当てはめると、A社のクリック単価は次のようになります。
(3000÷8) + 1 = 376円
クリック単価を下げる1つの変数
上限クリック単価や広告ランクなどたくさんの変数が出てきましたね。

結論から言いますと、「品質スコア」をあげれば良いのです。
上の例で、もしA社の品質スコアが10だったら、
(3000÷10) + 1 = 301円
と、70円近く下げることができます。
上限クリック単価は設定すれば良いだけなので、すぐに設定できます。
それでは、品質スコアを上げる方法を見ていきましょう!
品質スコアの上げ方
品質スコアの確認方法
まずは、品質スコアを確認してみましょう。
Google広告のキーワード一覧の部分で見ることができます。
【方法①】クリック率を上げる
クリック数が上がる→ユーザーによくクリックされる広告と認識されます。
その結果、「このキーワードは良いものだ」と判断され、品質スコアが上がります。
クリック率を上げる方法としては、いくつか方法があります。
- 広告文を魅力的なものにする
- 検索意図に沿った広告文を作る
- 広告表示オプションを設定する
などがあります。
また、そもそも広告がクリックされないという方は、上限クリック単価を上げるのも良いと思います。
(広告ランクは上限クリック単価×品質スコアで決まるため)
【方法②】LP(ランディングページ)を改善する
広告がクリックされても、ページが表示されてすぐにページを閉じられていては、
「広告文とページの関連性が無い。良くない広告だ」
と判断されてしまいます。
LPを改善し、しっかり閲覧されることで、関連性のある良い広告と認識されるようになります。
その他のCPCを下げる方法
【方法①】上限クリック単価を下げる
競合が100円で出しているキーワードに1,000円で出してしまっていては、約900円損してしまっていることになります。
(品質スコアが同じなら101円でも勝てるため)
また、良い広告文なら、1番上に表示されなくても2番目でもクリックはされます。
入札単価を調べるには、キーワードプランナーを利用しましょう。
こちらのキーワードであれば、180円で上位を取れることがわかります。
【方法②】除外キーワードを設定する
自分の意図していないキーワードで広告が表示されている場合は、当然、検索意図とLPが異なりやすくなってしまうので、品質スコアが下がってしまいます。
CPCは平均なので、できるだけ品質スコアが下がりやすいキーワードは除外しておくのが良いです。
ただ、注意点としては、何でもかんでも除外してしまうと、クリック数そのものが減ってしまうため、明らかに違うものだけ除外するようにしましょう。
まとめ
以上でCPCを下げる方法の解説を終了します!